時間

朝起きるとそれはそれはもうどしゃ降りで、どうやって駅まで行こうか悩みながらとりあえずはコーヒーを淹れる。コーヒーは良い。単純に美味いし、目を覚ましてくる。寒い冬、まさにエースで4番。カフェインは覚醒効果以外に脂肪の燃焼を促進し、エネルギー代謝を活性化してくれる。善玉コレステロールが増えることも研究で分かっているらしい。すごいよなコーヒー。ありがとうなコーヒー。藤岡ひろしが昔こんなこと言ってたらしい。まぁ僕はそれ自体は知らなく、それをサンドイッチマンがネタでやっているのを見ただけなんだが。

 

バスやらなんやら色々考えたが最近歩行機能を使っていないことを、健康面には良くないだろうと考え徒歩で駅まで向かった。どんなに僕が水たまりを避けても、どんなに僕が滑りやすそうなマンホールを避けても、足下は濡れていく。信号待ち、自分の足下を眺めると白地のスニーカーの汚れを雨が洗い流していた。けどこれ、全部埃なんだよなぁ、と思いながらなんとも言えない気持ちに包まれ、雨雲が僕の心模様を見事に模写してくれている。

 

やがて駅に着き、駅に来たんだから、電車に乗る。自分の意思で乗ってるはずなにのに、何かこう、他人任せのような、連れて行かれているような感覚に陥りながら、目的地、大学に向かう。

 

大学に着き、講義を受けて、昼飯を食い、また講義を受けて帰る。そういう予定だ。人と交わる予定もない。今日はそういう日だ。帰ってやりかけのレポートをやらんといけない。果たしてやる気は出るのか。なぁやる気よ。いつも、なんで俺からお前に行かないとダメなんだ。お前から俺に来いよ。

 

2018/01/17は僕の人生の中で一切記憶に残らないだろう。隣で談笑している学生、課題に勤しむ学生、ブログを綴る学生。またこうして無駄にしていく。無為に過ぎていく時間を、悲しむだけなら小学校のころにだってしていだろう、僕。なにも産まないこの時間。こうなったら何か大学で騒いでトラブルでも起こして地元紙の3面記事に載るようなことをしてやろうか。したら僕の2018/01/17は救われるだろうか。途方もない。なんたってこんな気持ちになるんだ。もう辞めた。考えるのは辞めだ。思考停止は寝ることの次に楽なんだ。